インプラントをしているとMRI検査はできない?

2018年03月1日 (木)更新

インプラントは、失った歯の土台部分の代わりに人工的な金属の土台を埋め込み、その上に人口歯を取り付ける治療方法です。金属を体の中に埋め込むことになるということは、強力な磁力を持つMRI検査は受けることができなくなってしまうのでしょうか。また、受けた場合はどのような影響が出るのでしょうか。今回はインプラントとMRI検査との関係についてアークデンタルがご紹介します。

インプラントをしているとMRI検査は受けられない?

インプラントをしているとMRI検査は受けられない?
MRI検査を受けたことがある方は知っていることと思いますが、検査を受ける際には必ず金属が含まれるアクセサリーや腕時計などは外すように言われます。その理由は、MRIには強力な磁力が発生するため、金属を身についていると引き寄せられてしまうからです。インプラントのように体内に金属を留めることになるものとしては、ペースメーカーや金属を使用した人工弁などが挙げられます。機器によって規定は様々ですが、これが体内にある人は基本的にはMRI検査を受けることができないことになっています。
では、インプラントもこの規制に当てはまるのでしょうか。実は、インプラントについては規制がされていないのです。そのためインプラントをしていたとしても、MRI検査を受けることが可能です。

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妊娠したら歯が痛くなる原因は?妊娠中の歯のトラブルは歯科にかかってもよいの?

2018年02月1日 (木)更新

女性は妊娠すると、様々な変化が体におこります。お腹が大きくなるという見た目の変化だけではなく、つわりが起きたりむくみやすくなったりすることがあるでしょう。人によって様々ですが、その変化の1つに口内環境もあげられます。妊娠したら歯が痛み出したということがあるかもしれません。これは偶然ではなく、妊娠中の体質の変化と関係しています。

妊娠中の歯のトラブルの原因は?

妊娠中の歯のトラブルの原因は?
妊娠中におこる歯のトラブルは、以下のような原因が考えられます。

■女性ホルモンの増加
妊娠によって、女性ホルモンの分泌が増えます。歯周病は、この女性ホルモンを好むので妊娠すると歯周病菌が増加してしまいます。

■唾液量の減少
妊娠中の唾液はネバネバし、分泌量が減少してしまいます。そうなると、唾液の持っている殺菌作用が弱くなり、食べカスも残りやすくなってしまいます。溜まった食べカスによって、虫歯や歯周病になりやすくなります。

■つわり
つわりの有無や状態には個人差がありますが、嘔吐してしまう場合は、胃酸が逆流してしまうことになります。酸は歯を溶かしてしまうので、虫歯になりやすくなります。他にも歯磨きをすると気持ち悪くなってしまうなどの理由により、普段よりメンテナンスを怠ることが原因になることもあります。

■免疫力の低下
妊娠すると、免疫力が低下してしまうので口内にも細菌が繁殖しやすくなってしまいます。

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インプラントに突然の違和感…正しい対処法とは?

2018年01月1日 (月)更新

インプラント治療をした人は「これで一生歯に困ることはない」と安心しているかもしれません。確かに、インプラントは何十年と持つ治療法だと言われていますが、これはあくまで「正しいケアを行ったら」という前提の元の話です。
インプラント治療を受けたのに、突然違和感を感じたら、すぐにアークデンタルへ行くようにしましょう。

インプラントのケア

インプラントのケア
インプラントは常に清潔にしておかなければならなく、プラークがついたままにしておくとインプラントがダメになってしまいます。そのため、治療が終わっても清掃状況が適正かどうかをチェックする意味で、定期検診に通う必要があります。定期検診ではインプラントを始めとする口内の状態が良好で、きちんと歯磨きができているか染め出し液を使ってチェックします。染め出し液と、プラークに色をつけて磨き残しを可視化してくれます。歯医者さんでのケアでは、磨き残しがあればその部位をブラシやプラスチック製品で検査します。ここでポイントになるのは、金属製ではなくプラスチック製品を使用するという点です。インプラントを傷つけないためにプラスチック製品を利用します。自宅でのケアは、正しく磨くことです。歯医者さんから事前に歯磨きの仕方についての指導があるので、忠実に守ることが重要です。

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「歯が透けてる…」それは酸蝕歯のサインです

2017年12月1日 (金)更新

歯はある程度の厚みがあり、エナメル質は石灰化しています。エナメル質は骨以上に硬くて、色は白色をしています。
歯が透けて透明に見えるのにはどういった原因があるのでしょうか。
歯が透けて見えるのには歯質(歯の厚み)が薄くなってしまうことが考えられます。そして、歯質が薄くなる原因としては
1. 歯が欠ける
2. 歯が溶ける
この2つが考えられます。この2つの原因から「歯が透けてしまう」酸蝕症について説明していきます。

酸蝕症は歯を弱くする

酸蝕症は歯を弱くする
まずは酸蝕症について説明をしていきます。酸蝕症とは読んで字のごとく「酸によって蝕(むしば)まれる症状」です。
ここでいう酸とは食事の調味料にも使われる酢やビタミン系ドリンクに含まれている酸味などです。これにはレモンも含まれますし、炭酸飲料全般も含まれています。
また、仕事で「硝酸・塩酸・硫酸」等を使用している工場や現場で働いている人も酸蝕症には注意が必要です。こういった人たちには労働に関する法律で歯医者さんへの特別検診を受けるように指示が出ているほど酸蝕症のリスクが高い職業なのです。

酸蝕症で一番問題になるのは歯を弱くさせることです。
歯のエナメル質を溶かしてしまう結果、エナメル質の下にある象牙質まで露出させていきます。エナメル質は酸に対して抵抗性がありますが、象牙質は酸に弱くより溶けやすいという特徴があります。
こうして、酸蝕症によって溶けてしまった歯を酸蝕歯と呼びます。

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インプラント治療を行なう上で「禁煙」は必須?

2017年11月1日 (水)更新

インプラントをする上で禁煙するということは、必要なのでしょうか?歯医者さんへこの質問をすれば80%の先生は禁煙したほうが良いと答え、残りの20%の先生が禁煙できるならしたほうが良いと答えるでしょう。それくらいインプラントの手術にタバコは関係しています。インプラントを長持ちさせるためにもしっかり読んでおいてください。

インプラントとタバコの関係

インプラントとタバコの関係
インプラントは顎の骨にボルトを埋めてその上に歯の被せ物をかぶせて擬似の歯として使用していきます。
タバコには何種類もの有害物質や発がん性物質が含まれています。その中でも歯科に大きく関係するのは、タールや一酸化炭素です。タールは着色成分なので歯や粘膜に着色を起こすだけで済みますが、一酸化炭素は歯茎の毛細血管を収縮させてしまいます。毛細血管を収縮させることで歯茎へ充分に栄養がいかなくなることが起きます。
インプラントの手術時は、歯茎を切って顎の骨を露出させてボルトを埋めます。そのあとに歯茎を縫い合わせても毛細血管が収縮しているので治癒が悪くなるのです。また一酸化炭素により歯周病も悪化すると考えられています。

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インプラント治療の感染を防ぐための衛生管理方法!

2017年10月1日 (日)更新

歯を失った人に対して画期的な治療法である、インプラント。インプラントは第2の永久歯とも言われているほど、自然歯のような噛みごたえや審美性を取り戻すことができる治療法です。そんな画期的な治療法である一方で、治療後のトラブルによって痛みや腫れ、出血などの症状が出てしまうことがあります。原因には、処置や治療のミスのほかにも、治療後の細菌の感染によるものがあります。今回は、インプラント治療後に起こる細菌感染と治療後のお口の中の衛生管理方法についてアークデンタルがご紹介したいと思います。

インプラント治療後のトラブルは誰にでも起こる可能性あり!トラブルを防ぐ方法とは?

インプラント治療後のトラブルは誰にでも起こる可能性あり!トラブルを防ぐ方法とは?
せっかく入れたインプラントが、痛みや腫れなどの症状が出ることや、何らかの原因で外れてしまうということは、残念ながら誰にでも起こる可能性があります。というのも、インプラントは自然歯のように見えますが自然歯とは違う人工歯のため、自然歯よりも細菌に対する防御力が少ないということがあります。
特に、インプラント治療直後は感染症のリスクが高く、治療による傷口からの感染もしやすい状態です。傷口がふさがれるまでは食事の時も傷口を広げてしまわないように、なるべく患部で噛むのは避けておきましょう。刺激があるものは避け、おかゆやスープ、ヨーグルトといったなるべく噛まずに食べられるものを召し上がるといいでしょう。
また、食事以外でも気を付けなければいけないことがあります。治療後すぐは、治療の傷口を指で触ったり舌でこすったりしないようにしましょう。指や舌についている雑菌が傷口から入りやすく、感染症にかかるリスクも高めるので、傷口にはなるべく触れないようにしてください。治療後の歯ブラシも傷口を広げたりする可能性があります。なるべく傷口付近に刺激を与えないように、慎重にブラッシングすることが大切です。

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「インプラント」にすれば虫歯にならずっと綺麗な歯でいられる!

2017年09月1日 (金)更新

「インプラントにすれば虫歯にならなくて歯磨きをしなくていい!」と思っている方はいませんか?確かに、インプラントは普通の歯のように虫歯菌で溶けることはないのですが、インプラントはインプラントで虫歯よりも恐ろしいことが起きてしまうことがあります。インプラントにしたときに起こりうることを説明していきます。

インプラントは掃除が大切!

インプラントは掃除が大切!
インプラントにする人は、歯が抜けてしまったという人です。抜けてしまった歯を補填する形で顎の骨に埋められます。結論から言うと、インプラントで使われる材料はすべて人工物で、虫歯菌で溶けることはないので虫歯にはなりません。しかし、インプラントは人工物を人の体に埋め込むという手術を伴うので常に清潔でなければいけません。
手術をするときは当たり前ですが、手術後にも清潔な口腔状態を保たなければ良好な手術結果が得られません。インプラントは骨に埋めたときに骨と歯茎とインプラントの間に目には見えないレベルの隙間が空いています。そこへ虫歯菌や歯周病原因菌などの細菌が入ってしまうと、顎の骨が溶けてしまいます。これを「インプラント周囲炎」と呼んでいます。

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前歯のインプラントは難しい…でもその分メリットは大きいらしい!

2017年08月1日 (火)更新

前歯は歯の中でも最も目立つ歯であり、顔の印象を大きく左右します。奥歯が抜けていても、話をしている相手には気づかれないことが多いですが、前歯が抜けているのに気が付かない人はいないでしょう。何らかの理由で前歯を失ってしまった場合、歯医者さんから「前歯のインプラント治療」を進められることがあるようです。
難しいと言われる前歯のインプラント手術ですが、いったいどのようなメリットがあるのでしょうか?前歯をインプラントする3つのメリットについて詳しく見ていきましょう。

メリット1.周囲の歯に影響を与えない

メリット1.周囲の歯に影響を与えない
前歯を何らかの理由で抜かなければいけなくなった時に、歯医者さんからは両隣の歯を削って橋のようにつなぐ「ブリッジ」と骨にチタンで出来た歯の根っこを埋め込む「インプラント」の治療法を説明されることでしょう。
もちろん、オススメは「インプラント」です。インプラント治療の最大のメリットは、周囲の健康な歯を傷つけることなく、人工歯を埋め込むことができる点です。
ブリッジのように、抜けた歯の両隣の歯を削ってしまう施術となると、土台となる歯の寿命も短くなってしまいますし、2本の歯を3本に増やす治療法となるため、歯と歯の間に隙間が開き食べ物のカスや歯垢が溜まりやすくなるのです。
このような状況は、虫歯を作りやすくするので、あまり良いとは言えません。
その点インプラントは、周りの歯に与える影響がないのが、大きなメリットとなります。

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深いほど危険?歯茎の健康に欠かせない“歯周ポケット”って?

2017年07月1日 (土)更新

歯磨き粉や歯ブラシのCMなどでよく耳にする“歯周ポケット”ですが、実は歯周ポケットは何かをよく知らないという人も多いでしょう。歯周ポケットとは、歯周病になると歯と歯茎の隙間に形成される深さを表しており、進行するにつれどんどん深くなっていきます。今回は歯周ポケットの深さと歯周病の進行の関係について紹介します。歯周病を知ることで歯茎の健康を保ちましょう。

歯周病の原因とは

歯周病の原因とは
歯の表面にはプラークと呼ばれる細菌の塊が食後数時間で形成されます。プラークが取り除かれないと石灰化され歯石になります。歯石は細菌が入り込みやすい構造をしており、細菌の繁殖する土台となります。歯周病は歯の表面に付着したプラークが放置されることで進行します。プラークは歯磨きで落とすことが出来ますが、歯石は歯磨きでは落とすことが出来ません。

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インプラントの土台となる部分を健康に保つために歯のクリーニングを受けましょう

2017年06月2日 (金)更新

インプラントは、歯を失った方のあごに金属のクギ状のパーツであるインプラント(人工歯根)を埋め込んで、人工歯のかぶせものを装着することで、歯並びを整える治療法です。歯周病や事故で歯を失った方でも、天然歯のような強度のある歯や自然な見た目が取り戻せると人気があります。このインプラントは、一度装着すれば半永久的に使用できますが、長持ちさせるには土台となる歯茎の手入れが大切です。

「インプラント周囲炎」を防ごう

「インプラント周囲炎」を防ごう
インプラント手術を受けた後、きちんと手入れをしていないと「インプラント周囲炎」になることがあります。歯や歯茎の隙間につまった食べかすや歯垢を放置していることで、歯茎が炎症を起こし、腫れたり痛みがでたりという病気です。最悪の場合、インプラントがぐらついて、抜けてしまうこともあります。高額な費用をかけてインプラントを装着するのですから、そんな事態は避けたいですよね。

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