インプラント

インプラント

虫歯や歯周病、交通事故などで歯を失った場合、従来では入れ歯やブリッジで歯を補ってきました。しかし、入れ歯を使っている患者様の中には、審美性や機能性が満足に得られないと悩まれる方が多くいました。またブリッジは、支えとなる両側の歯をわざわざ削らなければならない上に寿命も10年程度しかないため、不満を訴える方が多くいました。

そこで登場したのがインプラントです。インプラントは失った歯の顎の骨にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上部にセラミック製の人工歯を被せて歯の機能を回復する治療です。ほかの健康な歯を傷付けたり負担をかけたりせず、失った部分のみを治療できます。

第二の永久歯 ~まるで本物の歯を再現~

第二の永久歯 ~まるで本物の歯を再現~

チタンは金属ですが、金属アレルギーを引き起こすことなく顎の骨としっかり結合するため、硬いものでも自分の歯のように噛むことができるようになります。また、見た目も天然歯に近い質感を再現できるので、人工歯とは思えないほど美しい仕上がりです。当院では多数のインプラントの実績があり、手掛けたインプラント治療において失敗に終わった例はありません。どうぞ安心してご検討ください。

1日で完了!オールオンフォー

オールオンフォー

インプラントには手術がともない、長い治療期間が必要になります。患者様によっては治療期間の長さがネックになっている場合もあるようです。そこで最近では、1日で治療が完了する“オールオンフォー”が登場。これは4本の人工歯根をバランスよく顎の骨に埋入し、その上に総入れ歯を装着する治療法です。朝来院して夕方には人工歯を入れて帰ることもできる、すぐに歯の機能を取り戻したい方に適しています。

オールオンフォー

光機能化

インプラント治療の成功のためには、インプラントと植えられた骨などが強固に装着することが必要です。しかし、インプラント表面の骨と接着する能力は、インプラントが製造されてからの時間の経過にともなって少しずつ低下することが明らかになりました。これを「チタンエイジング(老化)現象」と言います。
すなわち、現在のインプラントは製造年月日の記載などがないためどの程度エイジングが進んでいるかを知るすべがないままに使用されているのが現状です。
そこで開発されたのが「光機能化技術」です。これは、特殊な機械を使って本来持っているインプラントの能力を最上の状態に引き上げるというもので、治癒期間が半分(最短の場合)、骨との結合が最大3倍以上に増加させることが分かっています。今後インプラント治療に多くとりいれられてくる技法として注目されています。
生涯できるだけ多くの歯を残そうと考えた時、インプラントは重要な選択肢となりうる治療法です。安全な治療を行うためにも専門医に十分な相談をしたうえで検討されるとよいでしょう。

インプラントと他の治療の違い

失った歯を補う治療(補綴治療)には、先にも述べた通りインプラントのほかに入れ歯とブリッジがあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。ここではインプラントとほかの治療のメリット・デメリットを比較します。それぞれの特徴を理解した上でご自身に合った補綴治療を選択しましょう。

治療内容

インプラント

インプラント

入れ歯

入れ歯
(保険内治療の場合)

ブリッジ

ブリッジ

メリット ・審美性がよい
・噛み心地がよい
・ほかの歯に負担をかけない
・口の中での違和感がない
・保険適用で費用が安価
・治療期間が短い
・比較的審美性がよい
・口の中での違和感が少ない
デメリット ・保険適用外で費用が高額
・治療期間が長い
・外科手術が必要
・口の中で違和感がある
・審美性があまりよくない
・硬いものがよく噛めない
・長く使うと顎が痩せる
・発音がしにくくなる
・両隣の歯を削る必要がある
・両隣の歯に負担がかかる
・長く使うと顎が痩せる

インプラントQ&A

Q:インプラントは治療期間が長い?
A:
第二の歯といわれる“インプラント”。自分の歯と同じように機能するのが最大の魅力です。
通常、治療期間が5ヶ月ほどかかりますが、最近ではその日のうちに噛める状態になる、短期間で治療できる方法“抜歯即日インプラント”が開発されました。また顎の骨が薄く弱い方には向かない治療でしたが、技術の向上により骨を移植させ、しっかりした土台をつくることで治療が可能になりました(この場合約1年かかりますが、自分の歯と同じように噛めるようになります)。いずれも、顎の骨や歯の状態によるので、医師とよく相談しましょう。

インプラント治療のリスク・デメリット