日本の歯科治療の限界

2018年12月17日 (月)更新

日本では主に1本の歯が虫歯だとその歯を治療するんですが、その歯が虫歯になった原因を治さず、今の虫歯を治すから、一向に虫歯は治らず、更に治らないから患者さんから信用を失って患者さんは他院に行き、また他院で同じことを繰り返す。

このレントゲンの一番左の歯は噛む相手を抜いて長期間そのままにしたため歯が下に挺出:ていしゅつ(歯が伸びること)してきた結果、手前にセラミック(自費)を入れたにもかかわらず虫歯が再発したようです。できたらセラミックを入れる際にそのあたりの将来のリスクもお伝えしなければいけないケースのように思えます。

欧米が正しいともいいきれませんが、少なくとも原因を正す意識は日本よりはあるようです。

日本人も少し意識を変えるといいなと思う今日この頃でした。

院長 北村

インプラントの種類は?どんな違いがある?

2018年12月1日 (土)更新

一言に「インプラント治療を受ける」といっても、実はインプラントにはいくつかの種類があります。種類について理解することで、自分にとって最適な方法は何であるかを把握することにつながります。そこで、インプラントの種類と、それぞれの特徴について解説します。

(さらに…)

タバコが歯周病に影響!?喫煙で口内に何が起こっているのか

2018年11月1日 (木)更新

タバコが人の健康にさまざまな害を及ぼすことを知らない人はいないでしょう。
歯周病が怖い病気であり、重症化すれば最終的に歯を失うことになることも、多くの方が知っているはずです。
しかし、タバコが歯周病を悪化させていることを知っている人は、意外に少ないようです。喫煙者の口のなかで起きていることをアークデンタルが紹介します。

歯周病菌を守る「防護壁」をつくってしまう

歯周病菌を守る「防護壁」をつくってしまう
タバコに含まれるタールは粘着質のため歯の表面につきます。そのため喫煙者の歯は黄ばんでしまうのです。
歯の表面のタールにはさらに、歯垢が付着してきます。歯垢だけなら歯ブラシで取り除けるのですが、タールと混ざった歯垢は簡単には除去できません。
そのため歯垢がいつまでも歯に付着した状態になり、やがて、カチカチに硬くなる歯石に変わります。
歯垢にも歯周病菌がたまりますが、歯石はさらにやっかいです。歯石は歯科クリニックの専用器具でないと取り除けないので、歯周病菌を守る「防護壁」になってしまうのです。
そうなると歯周病菌は口のなかで「暴れ放題」です。歯周病菌は毒素を出しながら、歯の根を支えている顎の骨を溶かしていくのです。

(さらに…)

不正咬合は早めの治療が吉!子供のうちに矯正を始めるメリット

2018年10月1日 (月)更新

出っ歯や受け口や歯並びの乱れなどのことを不正咬合(ふせいこうごう)といいます。親であれば、子供の歯が不正咬合で悩む姿はみたくないでしょう。
歯並びを正常に戻す矯正の治療は、子供が幼いうちから始めたほうがより高い効果が望めます。早い子ですと3歳から始めています。
気になるお父様お母様は、一度お子さんをアークデンタルに連れて行ってください。

不正咬合の欠点は「見た目」だけではない

不正咬合の欠点は「見た目」だけではない
もし「出っ歯でも受け口でも歯並びが悪くても食べることに支障はない。子供に『見た目が大切』という考えを植えつけたくない」と考えている親御さんがいましたら、ぜひとも、これから紹介することを参考にしてみてください。

まず、「不正咬合は食べることに支障はない」という考えは正しくありません。不正咬合だと咀嚼(そしゃく、噛むこと)がうまくいきません。
歯並びが悪いと、噛んだときに上の歯と下の歯がうまく合致しません。これでは「噛み切る」ことや「噛み砕く」ことが上手に行えません。
不正咬合の子供はうまく咀嚼できないので、あまり噛まずに飲み込んでしまう癖がついてしまいます。咀嚼しないと食材が原形に近い形で胃や腸に送られるので、消化吸収を妨げてしまいます。胃や腸の負担が大きくなり、疲弊してしまいます。
食べ物を飲み込めたからといって「きちんと食べている」とはいえないのです。

(さらに…)

妊婦さんにできやすい「妊娠性エプーリス」とは?歯周病リスクが高まる危険性も!

2018年09月1日 (土)更新

妊娠中はつわりや食の好みの偏り、ホルモンバランスの変化など口の中の環境が変化しやすい時期です。そのため妊娠さんは口のトラブルも多く、今まで以上に気を使わなくてはなりません。
妊婦さんに多く見られる口のトラブルのひとつである「妊娠性エプーリス」というものをご存知でしょうか?妊娠性エプーリスとは歯茎にできるコブのようなもので、「悪い病気かも?!」と焦ってしまう妊婦さんも多くいらっしゃいます。今回は妊娠性エプーリスについてアークデンタルがお話しいたします。

妊娠性エプーリスとは?

妊娠性エプーリスとは?
妊娠性エプーリスは女性ホルモンの増加によって、赤い腫れや痛み、出血を伴う歯茎にできる良性の腫瘍です。妊娠性エプーリスは妊娠初期から中期にかけて多く発症し、出産後に自然消失するケースが多いです。妊娠性エプーリスそのものに特別な治療は必要ありませんが、出来てしまうと歯周病を併発するやっかいなものです。

(さらに…)

銀歯が痛い!虫歯?いえいえ知覚過敏かもしれません

2018年08月1日 (水)更新

治療した銀歯が数年後に痛むということはあります。銀歯が痛む原因は、銀歯の材料の性質や、虫歯・歯周病など様々です。そしてもう1つ、銀歯が知覚過敏になっている場合にも痛みを感じることがあります。アークデンタルと一緒に詳しく見ていきましょう。

知覚過敏

知覚過敏
銀歯を被せた直後から1週間くらいのあいだに痛みがおこるのは、神経が刺激されることが原因です。虫歯の治療は、治療の痛みを和らげるために麻酔を行ったあと歯を削ります。歯を削る、銀歯をつけるときに乾燥させる、虫歯の治療で、歯の神経はさまざまなダメージを受けます。そのダメージを回復させるためには1週間くらいかかってしまいます。また銀歯に使用される材料には熱を通す性質があるため、過敏になった歯の神経に更に刺激を与えてしまうことになります。人によっては痛みが治まるまで数ヶ月、数年かかるケースもあります。

(さらに…)

どれくらいの寿命なの?インプラントの耐用年数は?

2018年07月1日 (日)更新

インプラントに興味をもっている方の中には、「インプラントの寿命はどれくらいなのか?」「入れ歯のように何度も作り直すことができるのか?」など、色々と心配な方も多いのではないでしょうか。インプラントの治療は虫歯や入れ歯などの治療とは異なり、高額な費用がかかる上、身体への侵襲が大きな治療となるので、一回完了したら長く使いたいと思うでしょう。そこで今回は、インプラントの寿命や耐用年数についてアークデンタルが紹介します。

まずはインプラントの構造から知ろう!

まずはインプラントの構造から知ろう!
インプラントの構造は大きく分けると、インプラント体の上に被せ物をつける「上部構造」と、顎の骨の中に入る「インプラント体」の2つに分かれます。インプラントの寿命と一言にまとめても、それぞれの部品によって耐用年数は異なります。では、インプラント体と上部構造はそれぞれどれくらいの耐用年数があるのかを説明していきます。

(さらに…)

インプラントにはどんな歯磨き粉を選ぶべき?研磨剤の使用は?

2018年06月1日 (金)更新

長い時間をかけて治療を終えたインプラント。苦労してやっと手に入れた第2の歯は長持ちさせたいですよね。インプラントはしっかりとお手入れをしてあげないと長持ちさせることは出来ません。インプラントのお手入れの方法は、半年から1年に1回を目安に歯科医院で行うメンテナンスと、自宅で行うセルフケアの両方が大切になってきます。セルフケアといってもどのようなことに気をつけなければいけないかわからない…と言う方もいるかもしれませんね。今回は、セルフケアで気をつけて欲しいインプラントのお手入れ方法についてアークデンタルが紹介します。

お手入れを怠るとどうなるの?

お手入れを怠るとどうなるの?
インプラントはお手入れを怠ると「インプラント周囲炎」という歯周病と同様の病気になってしまいます。歯を磨かずにいると歯周病の原因菌が歯茎とインプラントの隙間から侵入し、骨を溶かしてしまいます。骨という支えを失ったインプラントは次第にぐらぐらしてきます。これがインプラント周囲炎という病気です。インプラント周囲炎にかかってしまうと最悪の場合インプラントを抜かなくてはいけません。

(さらに…)

インプラント治療中の「仮歯」の持つ役割は?

2018年05月1日 (火)更新

インプラント治療を行う際は、骨とインプラントが結合されなければ上手く治療を進めることができません。その間「仮歯」を装着することになります。しかし、インプラント治療でつける「仮歯」は、噛み合わせが悪かったり取れたりすることもあることから、実際に装着している方には良いイメージがないという方もけっこういるかもしれません。しかし、仮歯は、インプラント治療においてとても大切な役割を担っています。ここでは、仮歯の必要性や役割について、また、インプラントの完成形を支える仮歯「プロビジョナルクラウン」についてアークデンタルがご紹介したいと思います。

インプラント治療について

インプラント治療について
インプラント治療はあごの骨に埋める「インプラント」、インプラントと人工歯を連結させる「アバットメント」、「人工歯」とよばれる3つから構成されています。インプラント治療は、あごの骨にインプラントを埋め込む手術が必要となるのです。
インプラントは、あごの骨の状態によっては骨とインプラントが結合するのを2~6ヵ月待たなければいけません。この期間いわゆるインプラント治療中は、「仮歯」や「入れ歯」を入れることで「歯がある」状態で過ごすことができます。あごの骨の状態とインプラントが骨に固定できたことを判断できれば、その日にインプラントに仮歯を連結することが可能です。

(さらに…)

インプラントとブリッジの違いは?

2018年04月1日 (日)更新

歯を失ってしまった時に行われるインプラント治療とブリッジ治療の違いをご存知でしょうか?医療保険適用になるブリッジ治療を受けられている方が多いかもしれません。インプラント治療も最近は美容歯科などのコマーシャルから認知度が高くなってきていますが、医療保険適用外の自由診療でありさらに外科治療が必要となるため、治療を行える歯医者さんが限られてきます。そこで今回は、歯を失ってしまった時に受けられる治療の種類としてある入れ歯、ブリッジ治療とインプラント治療の具体的な違いをアークデンタルが紹介いたします。

ブリッジ治療

ブリッジ治療
失ってしまった両隣の歯に固定式の人口の歯を装着する治療方法です。人口の歯になる材料は、医療保険適用となる硬質レジン前装冠のものと審美性が高いセラミックを使った自由診療のものがあります。
また、医療保険適用となる条件として、連続して歯が2本まで前歯の時のみ4本まで失い、かつブリッジを被せる両隣の歯が最低2年間は問題が起こらないと診断された場合のみとなります。この条件がそろっていない場合、素材が硬質レジン前装冠を使用するブリッジ治療でも医療保険適用外となってしまいます。治療期間が短く、入れ歯と違って見かけは自身の歯と変わらないという利点がありますが、噛む力は自身の歯と比べれば低くなってしまいます。また、両隣のブリッジを被せる歯をたとえ問題がなくても削ってブリッジが被さるよう形を整えなければならず、噛むときには絶えず強い力がかかってしまうため痛めやすいということが欠点としてあげられます。

(さらに…)