インプラント治療の感染を防ぐための衛生管理方法!

2017年10月1日 (日)更新

歯を失った人に対して画期的な治療法である、インプラント。インプラントは第2の永久歯とも言われているほど、自然歯のような噛みごたえや審美性を取り戻すことができる治療法です。そんな画期的な治療法である一方で、治療後のトラブルによって痛みや腫れ、出血などの症状が出てしまうことがあります。原因には、処置や治療のミスのほかにも、治療後の細菌の感染によるものがあります。今回は、インプラント治療後に起こる細菌感染と治療後のお口の中の衛生管理方法についてアークデンタルがご紹介したいと思います。

インプラント治療後のトラブルは誰にでも起こる可能性あり!トラブルを防ぐ方法とは?

インプラント治療後のトラブルは誰にでも起こる可能性あり!トラブルを防ぐ方法とは?
せっかく入れたインプラントが、痛みや腫れなどの症状が出ることや、何らかの原因で外れてしまうということは、残念ながら誰にでも起こる可能性があります。というのも、インプラントは自然歯のように見えますが自然歯とは違う人工歯のため、自然歯よりも細菌に対する防御力が少ないということがあります。
特に、インプラント治療直後は感染症のリスクが高く、治療による傷口からの感染もしやすい状態です。傷口がふさがれるまでは食事の時も傷口を広げてしまわないように、なるべく患部で噛むのは避けておきましょう。刺激があるものは避け、おかゆやスープ、ヨーグルトといったなるべく噛まずに食べられるものを召し上がるといいでしょう。
また、食事以外でも気を付けなければいけないことがあります。治療後すぐは、治療の傷口を指で触ったり舌でこすったりしないようにしましょう。指や舌についている雑菌が傷口から入りやすく、感染症にかかるリスクも高めるので、傷口にはなるべく触れないようにしてください。治療後の歯ブラシも傷口を広げたりする可能性があります。なるべく傷口付近に刺激を与えないように、慎重にブラッシングすることが大切です。

インプラント治療後の感染によって起こるトラブルにはどんなものがあるの?

インプラント治療後のトラブルの代表的なものに、インプラント周囲炎という歯周病のような状態になる病気があります。これは、インプラントの歯や歯肉に歯垢の固まりであるプラークが蓄積されることで、歯肉炎が進んでいくことで起こる病気です。自然歯であれば、骨と接する歯根膜があるので、血液の供給が正常に行われ、細菌の感染を防ごうとする防御能力がありますが、インプラントの人工歯では、歯根膜がないので血液の供給量が少なく、感染に対する抵抗力も少ないのです。
プラークの固まりは、自然歯であっても細菌感染によって歯周病を引き起こすやっかいなものですが、インプラントの歯ではより感染に対する防御力が少ないので、口腔内の病気にはより慎重にならないといけません。仮に、細菌感染によってインプラント歯周炎にかかってしまうと、歯槽膿漏のようになるため、歯茎がやせ細っていき歯を支えるだけの力がなくなってしまいます。進行が進んでいくと、インプラントの周りの歯茎が炎症を起こし、インプラントを支える機能がなくなれば除去するという最悪の事態になってしまうのです。

せっかく入れたインプラントを失わないために。インプラントのトラブルを防ぐ方法とは?

せっかく入れたインプラントを失わないために。インプラントのトラブルを防ぐ方法とは?
インプラントは自然歯と同じような働きがある反面、細菌にはとても弱いという特徴があるので、インプラントの治療後には自然歯と同じように大切にケアしてあげることが何よりも大切です。ケアの仕方は基本的には自然歯と変わりなく、歯ブラシや歯間ブラシを使って、歯と歯茎の境目にたまっている汚れを取り除いてあげましょう。プラークは、歯ブラシなどの磨き残しが溜まっていくと徐々に石化していき歯ブラシで取り除けなくなることで形成されます。プラークにならないように食後に歯磨きを欠かさなければ、細菌感染を防ぐことにもつながります。
また、インプラント治療後にはご自宅などでの歯ブラシ以外にも、定期的に歯医者さんでのメンテナンスも欠かさないようにしましょう。最低でも3か月に1回程度、歯科医による検診で歯や歯茎のチェックとインプラント自体の機能に問題がないかをチェックします。インプラント周囲炎をはじめとした口腔内のトラブルは、自分自身では気づきにくいものです。歯医者さんに診てもらうことで、早期発見できる場合もあるので、仮に細菌感染していたとしても重症化する前に処置することで進行を遅らせることができます。自分はきっと大丈夫と油断せず、定期的に歯医者さんでチェックしてもらうことも感染予防のための方法のひとつです。

終わりに

インプラント治療が終わってからも、お口の中の状態は健康にしておかないといけません。特に、歯垢が残っている状態が長く続くとプラークが形成され細菌の感染リスクが非常に高くなりますので、食事をとった後は歯磨きを忘れずにするようにしましょう。インプラントを長く使うためには、ご自身での日ごろのケアも必要です。

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