日本の歯科治療の限界

2018年12月17日 (月)更新

日本では主に1本の歯が虫歯だとその歯を治療するんですが、その歯が虫歯になった原因を治さず、今の虫歯を治すから、一向に虫歯は治らず、更に治らないから患者さんから信用を失って患者さんは他院に行き、また他院で同じことを繰り返す。

このレントゲンの一番左の歯は噛む相手を抜いて長期間そのままにしたため歯が下に挺出:ていしゅつ(歯が伸びること)してきた結果、手前にセラミック(自費)を入れたにもかかわらず虫歯が再発したようです。できたらセラミックを入れる際にそのあたりの将来のリスクもお伝えしなければいけないケースのように思えます。

欧米が正しいともいいきれませんが、少なくとも原因を正す意識は日本よりはあるようです。

日本人も少し意識を変えるといいなと思う今日この頃でした。

院長 北村