不正咬合は早めの治療が吉!子供のうちに矯正を始めるメリット

2018年10月1日 (月)更新

出っ歯や受け口や歯並びの乱れなどのことを不正咬合(ふせいこうごう)といいます。親であれば、子供の歯が不正咬合で悩む姿はみたくないでしょう。
歯並びを正常に戻す矯正の治療は、子供が幼いうちから始めたほうがより高い効果が望めます。早い子ですと3歳から始めています。
気になるお父様お母様は、一度お子さんをアークデンタルに連れて行ってください。

不正咬合の欠点は「見た目」だけではない

不正咬合の欠点は「見た目」だけではない
もし「出っ歯でも受け口でも歯並びが悪くても食べることに支障はない。子供に『見た目が大切』という考えを植えつけたくない」と考えている親御さんがいましたら、ぜひとも、これから紹介することを参考にしてみてください。

まず、「不正咬合は食べることに支障はない」という考えは正しくありません。不正咬合だと咀嚼(そしゃく、噛むこと)がうまくいきません。
歯並びが悪いと、噛んだときに上の歯と下の歯がうまく合致しません。これでは「噛み切る」ことや「噛み砕く」ことが上手に行えません。
不正咬合の子供はうまく咀嚼できないので、あまり噛まずに飲み込んでしまう癖がついてしまいます。咀嚼しないと食材が原形に近い形で胃や腸に送られるので、消化吸収を妨げてしまいます。胃や腸の負担が大きくなり、疲弊してしまいます。
食べ物を飲み込めたからといって「きちんと食べている」とはいえないのです。

うまく発音できない

さらに不正咬合は、言葉の発声を悪化させます。きちんとした発音は、喉と舌と歯と唇が協調できたときに発せられます。不正咬合では空気が漏れたり舌の可動域が制限されたりして、うまく発音できなくなってしまいます。
いわゆる「滑舌が悪い人」になってしまう可能性があります。

歯並びの悪さがコンプレックスにつながる

「歯の矯正治療を受けさせて、見た目を気にする人に育てたくない」という見解も、正しいとはいえないでしょう。
歯並びの見た目の悪さは子供にコンプレックスや劣等感を植えつけることになりかねません。コンプレックスも劣等感も、子供の心の成長を阻害してしまうでしょう。
歯並びを正常化させることは治療であり、化粧をしたり宝飾品を身につけたりすることとは別次元の話です。

歯と顎がすくすく成長できる

歯と顎がすくすく成長できる
大人になって歯並びを矯正する場合、顎にスペースがないため、健康な歯を抜いて調整することがあります。しっかり生えている歯を抜いてしまうのはもったいない話です。しかし子供のうちから矯正に取りかかれば、そのような事態を回避できるかもしれません。

また歯並びが悪いと顎の使い方に狂いが生じるので、顎の成長にも支障をきたすでしょう。不正咬合は、歯、口、顎の成長の障害になってしまうのです。つまり歯の矯正は「正しく成長させる」ことでもあるのです。

まとめ~子供だから「歯並びが気にならない」ということはない

歯並びが悪い子供が大きな口を開けて笑っている姿は、いかにも子供らしくて微笑ましいのですが、子供が無邪気でいられるのは歯並びについてまだ意識していないからでしょう。
思春期に差し掛かれば、急に気になり始めるはずです。子供のうちに矯正すれば治療期間が短く済みます。
心の傷にならないように、子供の不正咬合はご両親が気にかけてあげてください。