インプラントに突然の違和感…正しい対処法とは?

2018年01月1日 (月)更新

インプラント治療をした人は「これで一生歯に困ることはない」と安心しているかもしれません。確かに、インプラントは何十年と持つ治療法だと言われていますが、これはあくまで「正しいケアを行ったら」という前提の元の話です。
インプラント治療を受けたのに、突然違和感を感じたら、すぐにアークデンタルへ行くようにしましょう。

インプラントのケア

インプラントのケア
インプラントは常に清潔にしておかなければならなく、プラークがついたままにしておくとインプラントがダメになってしまいます。そのため、治療が終わっても清掃状況が適正かどうかをチェックする意味で、定期検診に通う必要があります。定期検診ではインプラントを始めとする口内の状態が良好で、きちんと歯磨きができているか染め出し液を使ってチェックします。染め出し液と、プラークに色をつけて磨き残しを可視化してくれます。歯医者さんでのケアでは、磨き残しがあればその部位をブラシやプラスチック製品で検査します。ここでポイントになるのは、金属製ではなくプラスチック製品を使用するという点です。インプラントを傷つけないためにプラスチック製品を利用します。自宅でのケアは、正しく磨くことです。歯医者さんから事前に歯磨きの仕方についての指導があるので、忠実に守ることが重要です。

インプラントの違和感

インプラントの違和感とは、どういったものがあるでしょうか。

■インプラントがグラグラする
インプラントがグラグラするということは、骨との結合が緩んできている証拠です。インプラントの歯周病と言われる「インプラント周囲炎」という炎症が起きている可能性があります。処置としてはインプラントを抜いて炎症を抑えることです。

■口臭(悪臭)
インプラント周囲炎はインプラントの歯周病です。歯周病と同じように口臭(悪臭)が発生する可能性があります。

対処法

対処法
インプラント周囲炎の対処法は、歯を清潔に保つことです。そして通常の歯ブラシだけでなくタフトブラシと呼ばれる奥歯を磨くのに特化している歯ブラシや歯間ブラシを活用して歯とインプラントの間も清掃するようにします。また歯磨きをするときの歯磨き粉は研磨剤が含まれていないインプラント専用のものを使用するようにしましょう。
研磨剤はインプラントの表面に細かな傷をつけてしまいます。細かな傷がつくとプラークの付着率が大きく上がってしまいます。

注意

インプラントが壊れてしまったときは、入れ歯などとは違って自費診療になるので、治療をしてもらった歯医者さんでなければ交換や修理はできません。また歯医者さんの中にはインプラントに保証期間を設けているところがあります。保障の約束に医院での定期検診を受けなければいけないという文面がふくまれている歯医者さんもあります。定期検診をするときは治療をしてもらった歯医者へ行くようにしましょう。