ドライマウスの予備軍は300万人!?ドライマウスを予防するには!?
2017年03月1日 (水)更新
一度は耳にしたことがあるドライマウス。ドライマウスとは唾液の分泌量が少なくなり、口の中が乾燥する状態です。「唾液が減るだけならそんなに問題ないのでは?」と思われがちですが、唾液にはお口の中を健康に保つ大切な働きがあります。ドライマウスになると様々なお口のトラブルになってしまいます。どのような行動がドライマウスを引き起こしてしまうのか、またドライマウスを予防するのにはどうすればいいのでしょうか?
ドライマウスを疑った場合のチェック方法
ドライマウスは自覚があまりなく、歯医者さんではじめて指摘されることが多いです。「もしかするとドライマウスかもしれない・・・」と悩んだ場合には自分でチェックしてみましょう。まずは自宅にある計量器かメスシリンダーとガムを用意します。ガムを5分間噛み続けて、出てきた唾液を飲み込まずに計量器に出しましょう。出てきた唾液の量が5ml以下ならドライマウスの可能性があります。
ドライマウスで起きるトラブル
唾液が少なくなると口の中で食べ物を飲み込むために作られる食塊が上手く作られません。すると食べ物が上手く飲み込めなくなり、食べ物を飲み込む時に痛みが生じる嚥下障害や味覚障害が起こります。他にも舌のひび割れや口内炎、口臭の原因となります。唾液には菌を抑える作用があるため、ドライマウスになると虫歯や歯周病になる可能性も高まります。また口の中から入ってくる菌を殺せず、風邪を引きやすい体質になってしまいます。
ドライマウスを引き起こす行動とは?
ドライマウスになる行動といってもイマイチ分からないですよね。しかし日々の無意識の行動がドライマウスを引き起こす可能性があります。食べ物をあまり噛まずに飲み込むと、唾液を分泌する唾液腺が刺激されず、唾液を出す力が衰えてしまいます。また心身の病気や薬の副作用によってもドライマウスになります。口を直接乾燥させる口呼吸もドライマウスの原因となります。
ドライマウスを予防する方法
まずは、食べ物をしっかりと噛むことで唾液腺を刺激しましょう。他に簡単な方法は、ガムを噛むことで唾液腺を刺激することです。普段寝ている時や無意識に口が開いてしまう人はマウスピースや閉口テープを付けてみましょう。唾液の成分の90%は水分で出来ています。薬や病気が原因の場合はこまめに水分補給をして、口の中に潤いを与えましょう。歯医者さんでも人口唾液というものが売られており、これを使用することもお勧めです。